稽古場に戻ろう
マチネを終え、
楽屋周りをしようと考えた。
楽屋に顔を出すと、
森下能幸さんが難しい顔をしていた。
「どうしたんですか?」
「踊りというのは難しいんですね」と森下さん。
劇中にちょいと踊るシーンがあり、
その振り付けに悩んでいた。
森下さんの噂は聞いていたし、
芝居の巧さは知っている。
舞台「焼肉ドラゴン」「パーマ屋スミレ」を観て僕は森下さんの虜になった。
だがオファーをしたことはない。
きっと怖い人なんだろうな。
細かな芝居を求めてくる人なんだろうな。
小心者の僕にはムリだな…。
それが理由だった。
実際の森下さんは、
どーして、そんなに人がいいんですか?
どーして、そんなに人が好きなんですか?
酒をやめ、
煙草もやめ、
趣味はスポーツ観戦のみ。
しかもほぼテレビでの観戦。
ミスターインドアです。
僕は森下さんにたくさん甘えた。
「埋めてください」
場面が動いてるようで動いていない、
そんな時は森下さんに、
「埋めてください」とこっそりと頼んだ。
「わかりました」
そう言って、
さりげなく、
その場を「埋め」「動かしてくれた」。
それが森下能幸さんでした。
まさに職人です。
その職人が休憩時間の楽屋で踊りに悩んでいた。
いやいや森下さん。
踊りも大切ですけど、
今日の芝居です。
全体時間が7分間伸びていたんです。
舞台は長尺あるが、
7分間の伸びは、聞いたことがない。
そのことを知った森下さんが言った。
「テンポですね」
「はい、稽古場に戻りましょう」
「そうですね」
稽古場で闘ってきたことのひとつに、
「面接」の理想タイムがあった。
理想に近づくために、
努力大好きの7人は自主稽古をし、
互いに意見アイデアを出し、
自主稽古を繰り返し、
稽古最終日に理想のタイムを叩き出した。
「はい、戻りましょう」
夜公演。
カーテンコール終わりのタイムは、
7分間縮んでいた。
明日、千秋楽。
見納めの7人。
佐藤大樹くんが観にきて、
ものすごーく喜んでくれた。
「面接って、人が変わるだけでこんなに視え方が変化するんですねー」
「面接」ヲタクの大樹の大興奮は止まらない。
「TARKEI」
宝塚の同期、先輩、後輩が集結。
「作法」の共有ができる気の合う仲間。
だからこそ、
あの場面がスイスイと話が転がり、
あの場面の愉快さが成立し、
あの場面の切なさが「ひとつ」となり、
「あの場面」「あの場面」ってなんだよ?
気になりますよね。
是非、観てあげてください。
(あ〜なるほど)となります。
「TARKIE」
2025年3/24 - 3/30
有楽町よみうりホール
麦と小太郎からのお願い
ウクライナからの避難民と一緒に
ペットたちも受け入れてください。
検疫などの壁もあると思うけど、
緊急措置をお願いします。
家族なんです。
一緒に受け入てれてあげてください。
戦争大反対だワンニャン。
公式twitter https://twitter.com/hounan_gumi
公式instagram https://www.instagram.com/hounan_gumi/
公式TikTok https://www.tiktok.com/@hounangumi
「青空」「あたっくNo.1」ありがとうございました
https://hounangumi.info/contents/881344
方南ぐみ「朗読劇青空」過去作品詳細はこちらから
↓↓
https://dog-presents.com/hounangumi-aozora/
「あの空を忘れない」
youtu.be/SUSK7OduXR0
「きぼうのバンブー」
https://www.youtube.com/watch?v=geC_0Xc5LR0
「ハイエナ」ありがとうございました。
https://hounangumi.info/contents/627740
いたずら迷惑コメント多数のため、コメント欄は現在封鎖となっております