千秋楽
「THE面接」
千秋楽の幕を無事に降ろすことが出来ました。
千秋楽verの芝居をする舞台を
時々観たことがあり、
そのたびに、
(なんだかなー)と思った。
初日とおんなじ芝居で勝負しろよ。
それで役者は成長するのにー。
これは僕の持論である。
なのに、
今回、千秋楽verをやってしまった。
出演者全員でプチシューを食べるシーン。
1個だけとんでもなく辛いプチシューがあり、
誰が喰らうかは、
その日の運、そんな場面です。
稽古場では渋谷太郎こと瀬口黎弥が何回か喰らっていたが、
前日までの本番で一度も食べていない。
このことを知ったCEOの秋山真太郎が、
終演後。僕に言った。
秋山「黎弥に食べさせたいスね」
樫田「ま、こればかりは時の運だからな」
秋山「千秋楽、当たりの数、増やしてもいいですか」
樫田「例えば?」
秋山「6個、どうですか?」
樫田「7人中6人がンギャーかよ」
秋山「ゼッタイに黎弥、当たりますよ」
秋山の執念というか意地を感じる。
そこまでして喰らわしたいのか。
いや、だけどな冷静に考えてくれ。
7人中6人がンギャーとなったら、6人が袖に引っ込むことになり、
板の上には喰らわなかった役者が1人だぞ。
とてつもなく寂しいポツリだぞ。
僕の言葉に「そうか…」となり、
「じゃあ逆に何個くらいならいいですか?」
彼は何としても食べさせたい。
「3個かな」
こんなやりとりがあって千秋楽は3個となり、
本番中に「3個です」と知らされた時の、
役者たちのパニックぶりは爆笑もので、
「怖いよーホントに怖いぃぃぃぃ」叫ぶ黎弥を楽しそうに見ている秋山も面白かった。
千秋楽。
いつも思う。
役者たちが一生懸命に覚えた台詞とシーンが、
一個づつ消えていく。
言葉を言うたびに消えていきます。
二度と言うことがない言葉たち。
石田剛太の魂の声で、
二度と聞くことのない言葉たち。
森下能幸の感情のあの言葉、
二度と聞くことができない。
音くり寿さん、砂田桃子さんが、
悩みに悩んで辿り着いた言葉。
二度と聞くことがなくなる。
一緒に創りあげたきたシーンが消えていく。
儚い。
そう思う。
稽古初日。
彼らは想像もしていなかったはずだ。
「面接」をやると、
ここまでの連帯感が生まれるのかと。
本当に素敵な7人でした。
カーテンコールが全てを物語っていた。
板から去りたくない。
まだ、いたいんだ。
僕たち私たちは、
この7人で、まだまだ並んでいたいんだ。
その思いがヒシヒシと感じた。
明日から、
それぞれが別の現場へと向かう。
「面接」のエピローグ、実は好きです。
誰もが前を向いて一生懸命に生きている。
再会をしたとき、みんなが明るい。
夢と希望のシーン。
「面接」2025年メンバーへ。
また逢いましょうっ!
参加してくれたキャスト、スタッフ。
そして応援してくれた人、
観劇してくれたあなた。
ありがとうございましたっ!
PS。
ひとつ言えることは、
初舞台の猪くんと西口くん。
初主演の黎弥は面接ロスになると思う。
そして
「あ〜プチシュー喰らいたかったなー」
と、黎弥は一週間ほど悔やむと思う。
「TARKEI」
明日、
いえ本日3月24日。
開幕です。
ストーリーはもちろんなのですが、
豪華絢爛な衣装、
これぞ、あの時代の松竹歌劇団と宝塚のダンス。
これぞ、エンタメ。
あっという間の2時間。
「TARKIE」
2025年3/24 - 3/30
有楽町よみうりホール
麦と小太郎からのお願い
ウクライナからの避難民と一緒に
ペットたちも受け入れてください。
検疫などの壁もあると思うけど、
緊急措置をお願いします。
家族なんです。
一緒に受け入てれてあげてください。
戦争大反対だワンニャン。
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「青空」「あたっくNo.1」ありがとうございました
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方南ぐみ「朗読劇青空」過去作品詳細はこちらから
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「あの空を忘れない」
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「きぼうのバンブー」
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「ハイエナ」ありがとうございました。
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