やり遂げた 満足です
「あたっくNo.1」
破壊力が凄まじすぎた。
劇場での最終稽古を終え、
外に出ると、
俳優座劇場の前には既にお客さんが溢れていた。
「あたっく」を楽しみにしてくれている。
それだけで胸が熱くなる。
「青空」然り「あたっく」出演者も、
1回だけの公演にかけている。
楽屋に戻ると、
11人の男たちは「あーだこーだ」と最終確認をしながら白制服に着替えていた。
刻は進み、
いざ出航の時間となる。
開演5分前、
円陣を組み、鬨をあげた。
ワイワイとしてた客席に、
テーマ音楽が流れた。
「!」と前方を見つめる人々。
「あたっく」を待ち望んでてくれた人だ。
懐かしくもあり、
力強い音楽に、心が踊り、
小さく手を叩いてるお客さんの姿も見える。
ハンカチで瞳を押さえてるお客さんが見えた。
ただ、それだけで、
僕の目頭は熱くなった。
暗転。
ぼんやりと明かりが挿しこむ。
浮かび上がる白制服の男(武田知大)。
僕の伯父(勝杜)の日記が読まれるシーンから物語ははじまった。
2年前の朗読劇「あたっくNo.1」を終えた時、
出演者の大森ヒロシ君は、ゼエゼエしながら、
「ねえーこれ、朗読じゃないよねー」
と言った。
ゼエゼエとなったのは、
台本を読みながら、
相当に動く「朗読劇」だったからです。
そして、
今回はもっと凄い仕掛けの朗読劇となった。
観た人たち全員が「!!」となったと思います。
あるシーンをきっかけに、
出演者全員の手から台本が消えたのです。
もうね、これ、舞台です。
「ストレート舞台」です。
そのままエンディングまで泳ぎきりました。
鳴り止まない拍手。
4回のカーテンコールをいただきました。
福岡、山口、京都、金沢、東北方面から、
「あたっく」に足を運んでくれた人もいました。
届けられたかな、
届きましたよね、そんな自問自答をした。
「本日はありがとうございました」のアナウンスが流れても拍手は止みません。
今まで観た景色の中で、もっとも心に残るスタンディングのお客さんの姿だ。
役者の瞳に涙が滲む。
緊急招集の「あたっく」でした。
ホントに緊急でした。
なのに、
「やる」「やろう」「やるしかない」
集まってくれた「あたっく」8人の経験者。
秋山真太郎。
朝倉伸一。
大森ヒロシ。
菊池均也。
鈴木健介。
永岡卓也。
西ノ園達大。
横尾瑠尉。
彼らは猛者だった。
過去の「あたっく」稽古がフラッシュし、
本読みの時から軍人だった。
この8人の姿勢に動揺したのが初参加のー。
岩崎悠雅。
武田知大。
葉山昴の3人。
追いつけるのか。
言い訳不要の現場だ。
追いつかなきゃならぬ。
稽古のたびに武田と悠雅は声を枯らした。
劇場での最終稽古では声はカサカサとシャカシャカ。
本番に声は出るのか。
心配になった音響が二人にピンマイクを用意したが、
二人は拒んだ。
みんなと一緒に闘うんだ。
気合いが優っていた。
本番。
二人の声は枯れることなく劇場に響く。
11人は輝いていた。
この物語をやる意味。
こんな時代があったんだ、
たかが84年前に。
発する言葉が、
ひと言ひと言が、消えていく。
この11人での「あたっく」は尊い。
劇場には笑いが起き、
嗚咽、すすり泣きが聞こえ、
笑顔に戻り、
希望のエンディングを迎えた。
やりきった男たちの顔がある。
満足。
僕らはおおいに楽しんだ。
麦と小太郎からのお願い
ウクライナからの避難民と一緒に
ペットたちも受け入れてください。
検疫などの壁もあると思うけど、
緊急措置をお願いします。
家族なんです。
一緒に受け入てれてあげてください。
戦争大反対だワンニャン。
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方南ぐみ「朗読劇青空」過去作品詳細はこちらから
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「あの空を忘れない」
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「きぼうのバンブー」
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「ハイエナ」ありがとうございました。
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