勧誘電話と思いきや…

2023/10/05

見知らぬ番号が電話を揺らす。

基本的に知らない番号には出ない。
用件がある人は留守電にメッセージを残してくれるので、
それを聞いてからかけ直す。

留守電にメッセージがない場合は、
勧誘電話だと思っている。

留守電を聞いたがメッセージはなし。
どこぞの勧誘電話だ。

その日の夕方、
同じ番号が電話を鳴らした。
何故なのか、思わず出てしまった。

「小松です」と言う。
「どちらの小松さんですか？」
「小松準弥です。マネージャーに樫田さんの番号を聞いて電話をしました」

どうした？　何かあったのか、と聞くと。

「あたっくロスです」
「恋しいんです」

延々と「あたっく」の話となる。
戦争体験者の祖母の話を教えてくれた。
戦争の悲惨さ、
未来の日本の話。
僕らの話はつきなかった。

「あたっく」を全身全霊で取り組んでくれた彼を思い出した。
喉を潰すのではないか…。
涙が枯れるのではないか…。
今日は血管が切れるぞ…。
本番10分前からセットの片隅に腰をかがめて、
祈るように集中していた背中を思い出した。

「あたっく」ロス。
僕もそうです…

「帰ってこい！　伊賀の花嫁」
2024年1月17日〜21日

上記の第一報フライヤー。
実は間違いがありました。

「あたっく」本番中、
チラシを見たガッキーから、
「3年ではなく2年ですよ」と指摘をされて、
僕らは「あっ…」となった。

そこからが大変だった。
デザイナーの沼口くんが「2」のシールを作成し、
一枚一枚貼り付けると言う。
僕は「3の上に太マジックで2と上書きした方が伊賀ぽい」と
提案したがデザイナーはそれを許さない。

シールを貼った。

それでも間違いは間違い。
大変申し訳ありませんでした。
お詫びとして「伊賀」ではハッチャケます。

麦と小太郎からのお願い