どーして、カーテンコールをそんなに頑張るのか問題

2023/07/29

「あの空を。」4日目。

テーマソング「あの空を忘れない」を
歌ってる宮田悟志くんが
陣中見舞いにやってきてくれた。

スタッフ、キャストも心が上がった。
小田井涼平さん、鍵本輝さん、廣瀬智紀さん、吉澤要人さんの言葉（セリフ）にも力が漲った。

僕自身、いくつものシーンに心が奪われた。
そのひとつに、
物語の中に介護施設のシーンがあります。
物語を書いた2020年、
この時、僕自身も入所していた母との面会が禁止となり、
電話で、会話で、脳内リハビリを行っていた。

施設の固定電話を握る力がなくなっていた母は施設職員の介助がなければ、
家族と喋ることができなかったのだが、
ある日、施設から受話器介助はしないとの通達。
この時の悔しい気持ちを物語に組み入れた。

小田井さんが、そのシーンを読む。
あの日の、あの頃の母の姿が脳裏に浮かんだ。
カウンターに置かれた受話器を必死に持ち上げようとするが、
持ち上げられず、うっ、うっ、と声を漏らす母の声が聞こえた。
「母さん、がんばってー持ちあげてー」
僕は必死に叫んだ。
うっ、うっ。
「母さーん」
うっ、うっ。
あの頃、必死に生きていた母親の顔が浮かんで泣けた。

コロナで誰もが、
色々なことをくらった。
今現在もくらってる人は大勢いる。

若者たちの物語だが、
この日、お年寄りの物語を感じた。

廣瀬くんと吉澤くん。
2人はEBiDANのOBと現役の関係。
休憩時間。
OBの廣瀬くんが優しく指導している姿を見た。
素敵だなーと思った。
鍵本くんは憎めないナイスなメンズだ。
何年も前からの知り合いだったようにニコニコ顔で常に隣にいた。
つい、家に連れて帰りたくなる。

キャリアも年齢もバラバラな4人。
「あの空を。」で、ひとつになる。
全身全霊で「3.11」「コロナ」「介護」「仲間」を教えてくれた。
そしてカーテンコールで緊張感が解かれた。
小田井さんのお喋りは痛快すぎた。
これが純烈で培ったトークなのか、と釘付けだ。
なぜか負けじと廣瀬くんと鍵本くんも参戦し、
そして吉澤くんはモノマネを披露することになった。

愉快すぎる。
その頃、制作チームはハラハラとしていた。
廣瀬くんが乗る予定の最終新幹線の時間が近づいていた。
なぜに、カーテンコールをそこまで楽しむ？
答えはわかっている。
このまま舞台を降りたら4人の「あの空を。」が終わってしまうから…。

明日。7月30日。
千秋楽。
初日のあの4人がやってきます。
お楽しみに！

■サイト https://sunrisetokyo.com/detail/22577/

「あたっくNo.1」

出演者が発表されましたっ！
ドキドキが止まりません。
6年ぶりの「あたっく」。
劇場に仮チラシを置かせてもらっているのですが、
お客さんから「あたっく、やるんですね」とのお言葉。
嬉しいです。
昨日の「あの空を。」の小松準弥くんも参戦。
本日の「あの空を。」の吉澤要人くんも参戦。

麦と小太郎からのお願い