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抗う男たち


勝手に綴ってきた出演者紹介、最後となります。


彼との出会いは昨年、知人のお店で偶然居合わせた時のことでした。
大きな男だなーと思ったのが第一印象です。
話をするとひと懐っこく、人間が大好きな男だとすぐに感じました。
芝居が上手くなりたいんです、何かありましたらよろしくお願いします。
大きな男は窮屈そうに腰を曲げた。
それが寿里くんでした。


そんな縁もあってか「面接」への参戦となったのですが、
稽古は地獄の日々だったのではと思います。
ダメだし、ダメだし、ダメだしの日々。そして彼はくらいついてくる。
あの日、上手くなりたいと言い放った言葉の実現を目指して…。
劇場に入った今でも、常に稽古をしている努力の男です。
ただ、難点が一つ。
OFFOFFシアター、彼が椅子に立って手を伸ばすとき照明にぶつかりそうで怖いです。




デカイといえば永岡卓也くんも180越えの長身役者である。
何年間か前にシアタークリエで観た舞台で彼を発見した時、
「おお…」となり、以降彼の芝居が気になって仕方がなかった。
「伊賀の花嫁」のその一とその二で競演の念願が叶った。
想像以上に彼の芝居は僕の好物だった。


そんな彼をもっともっともっともっと見たいという欲望が
今回叶った。相当量の台詞に戸惑いながら奮闘してる。
本人曰く、役者人生で初めて、噛んだ台詞を言い直した。悔しいと。


普段、人の芝居に意見を言うことはない彼が、
今回は違った。稽古後半になると、このままだと追いつかないぞ、
やろうよ、そんな焦りなのか、休憩になると若手役者にアドバイスを
している姿に嬉しくなった。
その時、フト感じたのです。
嗚呼、ひとつになった。
この舞台は成功するに決まっていると。

 


観劇してくれたドラマ演出家の大先輩星田良子さんが言ってくれました。
「言葉の洪水がたまらなくいい、その荒波を懸命に泳ぐ彼らが最後、
いとおしく、涙が止まらなくなった」。


出演者8人が全力で戦っています。
素敵なカンパニーとの生活も残り二日間となりました。
楽しんできます。
 

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