反省ゆえの7回

NEW 2025/06/22

「脚本ワークショップ、またやるんだ？」
電話の向こうの友だちが言った。

「やるやる、受ける？」
「前は4回なのに、今回7回なんだ？」

そうです。
7回です。
なぜ、7回にしたのか…。

それには僕の反省があったからだ。
昨年、初めて脚本のワークショップを行い、
想像以上に刺激的な4日間だったことは、
以前も触れました。

会う人会う人に「楽しかった」と話をした。

そこで今回の第2回を計画し、
前回同様の4コマを想定し、
会場探しをしていたときにフト、思ったのです。

前回の授業では、
15分間のドラマ執筆に挑戦してもらい、
その作品についてのアドバイスをし、
彼らは手直しをし、
再提出をし、
最終日は意見とアドバイスで終わった。

後日、
その後の修正原稿を、
個人メールのやり取りで行いー。
だが、
これはキリがないと、
結局、決定稿になることなく終えてしまった。

彼らとすれば不完全燃焼だ。

それなのに僕は「楽しかった〜楽しかった〜」と調子に乗っていた。

いや、
僕は彼らに教えきっていない。

反省した。
やるなら、
教えるなら、
決定稿まで辿り着かせたい。

どうして15分間ドラマなのか？

「世にも奇妙な物語」で僕はドラマデビューした。
あの枠は16分前後なので、
受講者の人たちにも、
その時間内で物語を創る楽しさや、
書くことの大変さ、

自分のオリジナルを、
生み出す快感も知ってほしいし、

決定稿を終える時のエンドマークを、
つけた時の喜びを体験してほしい。

職業作家を狙ってる人には、
願わくばデビューしてもらいたい。