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28年ぶりの再会

「青空」公演を終えての翌朝。


目覚めた時、
ああ〜無事に終わったんだ〜ひとり言を呟いた。

 

多くの人に観てもらえたことが嬉しかった。
学生時代の友人。
仕事仲間たち。
馴染みの珈琲店の店員さん。
近所のレストランの店員さん。
通院してる歯医者。
28年ぶりに再会した後輩にはビックリした。


彼は劇団を作った時のメンバーだった。
二本目の舞台の準備をしてる時に彼は神妙な顔をして「相談がある」と言ってやってきた。


夢も希望も見えない劇団に嫌気がさし、
大学生活に戻りたいと言い出すのかなーと想像したが、
相談内容は違った。
「劇団四季のオーディションを度胸試しに受けたら受かっちゃって…ハハ、どうしたらいいんでしょうか」


僕は言った。
なにを迷ってるのかが意味わかんねーよ。
いけよ、いってくれよ。
げ、げ、劇団四季だぞ!
どこと比べて悩んでんだよ?
ここは明日どーなるかもわかんない劇団方南ぐみ。
そっちは劇団四季っ!
2年間の研究生で落とされたらいつでも戻ってこい。

「ハイ、必ず方南ぐみに戻ってきます」
そう笑って彼は劇団四季の研究生になった。


そして彼は戻ってくることはなかった。

阿久津陽一郎くん。
あの日から彼はずーっと劇団四季にいる。
看板役者だ。
ロビーで再会した僕らは無性に笑いあった。
懐かし話をするには時間が足りなすぎた。
笑って話をして笑ってると博品館スタッフに「コロナ禍です。小声で」と本気で叱られた。
シュンとして「はい」と答えて、
再会を約束してバイバイをした。


あの頃、右も左もわからず一緒に芝居をした仲間。
今は、あの頃よりは少しはわかってきたこともあるが、それでも模索しながら芝居を続けてる。
それだけで嬉しかったし懐かしかった。





今週末。


「アップデート」が大阪に上陸します。
極上の社交ダンスと最高の会話劇を楽しんでほしいです。



https://www.ktv.jp/focusupdate2022/


 

麦と小太郎からのお願い
 

ウクライナからの避難民と一緒に
ペットたちも受け入れてください。
検疫などの壁もあると思うけど、
緊急措置をお願いします。
家族なんです。
一緒に受け入てれてあげてください。

戦争大反対だニャン。


 


2023年1月企画



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