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ふたりメシ

岡森諦と食事。
ふたりきりでの食事は十数年ぶりかもしれない。
本来の予定は稽古終わりの近藤頌利が駆けつけ、リハ終わりの太田将煕も合流して「青空」話をしようだった。
彼らとの合流は21時過ぎを見越していたので僕たちは食事をしながら彼らを待つ。そんな段取りだった。


18時に待ち合わせをして食べ放題のしゃぶしゃぶに入った。
食事の最中に岡森さんは言った。「あ、そうそう、僕、21時には帰りますね」。え…? 近づいてる台風の影響で電車状況を気にしてるのかと聞くと「いえ、明日、朝早いんです、ハハ」。岡森さんはとてつもなくいい人なんだがマイペースな人なんです。


店員さんが肉のお代わりはどーですか、と言ってきた時、岡森さんは「いえ、もう結構です、お腹いっぱいです」と言ったが僕はもう少し食べたいと主張した。その後店員さんが持って来てくれた一人前のお肉、岡森さんは美味しそうに食べはじめた。え? 岡森さん、マイペースの食いしん坊君なのです。


ふたりメシの話題のほとんどが「青空」だった。
「この作品はやり続けるべきだ」。岡森さんは熱かった。
17年前、岡森さんにおんなじことを言われた。「あたっくNo.1」初演の打上げの席だった。
「やり続けるべき」「戦争の悲惨さを教えましょー、ね」
岡森さん、とてつもなく熱い人です。
でも、人のお肉を食べちゃだめだよ。