あたっく。上田堪大さん

2023/09/29

「あたっく」。
カウントダウンがはじまった。
あと二日間となってしまった。

開場中に流れてる昭和16年当時の歌謡曲。
「この曲、祖父母が大好きだったんです」
本日、そう話しかけてきたのは上田堪大くんだった。

そして、
亡き祖父母にこの舞台を観て欲しかったです、
と、呟いた。

彼は劇場に入ってからグングンと感じている。
「あたっく」を。

稽古中。
稽古終わりにいつもやってきて、
「どうでしたか」と聞いてきた。
僕の答えはいつも同じだった。
「楽しんだか？　楽しいと感じなかったら、楽しくなればいい」

彼は、そんな言葉より具体的なダメ出しを欲しがっていた。
だが、
僕はあえて同じ言葉を繰り返した。

そして、
本番初日、
満員のお客さんの空気と反応を体感し、
この言葉の意味を彼はズドンと咀嚼した。
自分がいかに楽しむかによって、
この物語がどこに進むかということを。

キャッチコピー。
「そこには、笑顔の青春があった」

二日目以降の彼は、
激しく楽しんでいる。
時折り、楽しみすぎじゃないかと思うほど弾んでいる。
でも、それでいいんです。
昭和16年の皆さんの青春を代弁してくれています。
それがなによりも素敵なのです。

舞台上で楽しんでいる上田堪大くんの姿を堪能してください。

「帰ってこい！　伊賀の花嫁」
上演決定ぇぇぇぇ

「あたっく」初日。
ロビーにさりげなく置かせてもらいました。
ひっそりと第一報。

「伊賀の花嫁」大好きお客さんから、
「えええ」
「復活なんですね」
「行きます行きます、絶対」
などなど声をかけてもらっています。
こちらも楽しみにしててくださいっ！

多分暴れます。
いえ、必ず暴れます（笑）
暴れないわけがない。
僕たちは「ここにいるぜぇ」