BLOG

「伊賀」初日

初日。


幕開き直前まで
キャストとスタッフが、
最終の最終の最終の確認をしています。


こぼれ話 その1。
磯野大くんと舘野将平くん。
二人にはとんでもない役を任せています。
この舞台の最終兵器と呼んでおります。
昨年12月からの稽古で彼らは何度も「悔しい」を連発していた。
何度も何十度もその言葉を言いました。
悔しさをバネに、二人の芝居力が徐々に実ってきたとき、
僕は彼らに提案した。
「稽古の後にショーパブに行く?」
息抜きを兼ねたご褒美です。
お店でケタケタと笑った帰り道、彼らはまた言いました。
「悔しい」
お店の芸人さんたちのパワーに圧倒されたようです。
翌日の稽古。
実ってきた彼らの芝居が明後日の方向へと走りだしました。
迷走した二人は、
ギリギリまでこだわっています。
ここまでくると「負けず嫌い」は趣味です。
千秋楽までこだわると思います。
そんな二人。



一年ぶりの「伊賀の花嫁」。
男だらけの「伊賀」。
花嫁候補も存在しない「伊賀の花嫁」。
 


ド緊張のスタートの中、幕が開きました。
役者の言葉とお客さんの笑い声が絶妙すぎるあっという間の二時間。



「伊賀」フリークの佐藤大樹くん(EXILE)、
先日お世話になったTBSアナウンサー室の皆さん、
中学の同級生の「面白かった」の言葉に今夜はゆっくりと眠れます。


十五人の阿呆な男たちが29日まで待っておりますので、
是非遊びにきてください。