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飢えた心

「お茶でもしませんか?」
連絡を寄越したのは劇団EXILEの秋山真太郎。


近所ということもあり散歩がてら出かけた。
「THE面接」を観に来てくれたときはゆっくりと話せなかったので
感想も聞きたかった。
カフェに入るなり彼は鞄から大量の原稿用紙を取り出した。
それは三年間かけて書き上げたショートショートの処女作となる本のゲラで、
読んでほしいと言う。


驚いた。
彼が文筆に興味を抱き三年間と言う年月をかけていた執念に。
思い出す。
20代30代の頃の挑戦していた自分の姿を。
忘れていた。
ガツガツと飢えた心。


もう充分にやった。
これ以上頑張らなくてもいい。
体力と相談しながらの仕事でいいだろ。
自分の中でどこかで手打ちをしている自分がいる。


それなのに…
刺激をもらった。